元祖アイドルレスラーVS新世代アイドルレスラー
芸能界から女子プロレス界に電撃転向してきた愛野くるみ。話題性もあってメディアを賑わせ、事実女子プロレス人気も上昇していた。しかし今まで女子プロ人気を支えていた元祖アイドルレスラー葉月由美はその現状を内心面白くないと感じており、何かにつけて愛野の事を聞かれ辟易。ある記者会見では「彼女は(実力がある訳ではなく)話題優先。自分こそが真のアイドルレスラー。私と戦うことになったら彼女は辛い現実を見ることになる。」と闘志を燃やしていた。一方、この発言を記者づてに聞かされた愛野は、大して興味も無さそうに「葉月選手の事はよく知らないんですよね。これからは私がアイドルレスラーとして女子プロレスを盛り上げます」と宣言、対立の様相を深めていた。
ある日の深夜、道場で一人リングに残っていた愛野の前に葉月が現れる。怒りをぶつけ臨戦態勢になる葉月と迎え撃つ構えの愛野。深夜の道場で新旧アイドル対決が幕を開けた…。序盤こそ持ち前のテクニックで愛野を押していた葉月だったが、所詮は話題性だけだと高をくくっていた愛野の実力が想像以上で徐々に焦り始める。そしてついに打たれ強い葉月が、愛野の蹴りの嵐に崩れ落ちる…。果たして、新旧アイドル対決の行方は…。
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